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理玄異聞録|番外編「七夕、願い事は書くより先に見られている」
執務室の障子が、端まで引かれている。外は夏の朝の白さで、紙の端に湿りが戻っていた。 理一郎は羽織を椅子の背へ掛け、帳面の紐を結び直している。異紀は窓際で、どこか…
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石門 ――古きものに非ず
石のアーチは、木々の奥で冷えていた。 夏の日は梢の上にある。遺構の内側へ入ると、足元の空気が重い。苔の匂いと古い水の気配が、草履の裏へまとわりつく。 理一郎は、…
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鞍越――幕末余燼録より
薄曇りの空に、日が西へ少し傾きかけていた。街道筋の小さな宿場では、早い店からぼちぼち店じまいの支度が始まっている。 蓮也は、馬小屋の軒先で手綱を受け取ると、軽く…
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理玄異聞録 | 小話「光、走る夜」
啓治二十八年。活動写真を初めて見に行った夜の、小さな記録です。 火鉢の赤が、ぱっと明るなった気がした。異紀が顔を上げて、まるで子どもみたいに目を光らせる。 「……
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値の上がる座 ―— 幕末余燼録より
幕末——二人の志士の余燼録。長崎の座で、上がるのは値だけではない。 長崎・丸山町から少し外れた蔵座敷だった。板張りの床に筵が敷かれ、その中央に、反物の束や木箱が…
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墨黙 ―— 幕末余燼録より
幕末——二人の志士の余燼録。筆先だけが、先に決めていく。 一幕 午前の光が、詰所の畳を白く洗っていた。外はまだ刺すように冷えるのに、部屋の中だけ、人の息でぬるい…
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テーブルより段取り ── 現代風紋録より
蓮也と蒼史郎の、縁側DIYの小話です。これだけで読めるように書いてあります。 GPT5oに切り替わった際(2025年8月)に、GPTと息を合わせる場として制作し…
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柱の白 ―— 幕末余燼録より
幕末——二人の志士の余燼録。寓居の庭にて、刀、交えて。 寓居の庭に、日が斜めに差し込み始めたころだった。 土はよく踏み締められていて、ところどころに、朝のうち…
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顔まで勘定 ―— 幕末余燼録より
幕末——二人の志士の余燼録。 印ひとつ。冗談みたいな勘定が、いつのまにか整っていく。 寓居の昼。 陽はやわらかく差しているのに、座敷の真ん中には、紙の山だ…
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雪の刻 ── 幕末余燼録より
理玄異聞録の二人と同じ雪を、 幕末余燼録の二人で。世界観が違えば、 同じ雪も違う静けさになりました。 朝とも昼ともつかない刻。寓居の庭は、いつのまにか白くなって…
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理玄異聞録 | 小話「雪の朝」
理一郎と異紀。 ——理(ことわり)と異(ことわざ)が未だ並び立つ時代。 大雪が降った朝。 ただ、それだけ。 観記室の戸の前で、志岐理一郎(しき りいちろう)は…
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小話『あいつは嘘つかん』|AIとの創作で“文脈が抜ける”ときに起こること ─ 小話制作の裏で起きた“すっぽ抜け”現象について
この記録は、AIとの対話のなかで生まれたひとつの“出来事”を扱っています。使用しているのは、OpenAIが開発した対話型AI「ChatGPT(GPT-4o)」。…