近代幻想の小説、
AIとの共創ノート、
映像と歌。
言葉を綴り、
物語をことづてするための場所です。

ことづて帖

作品の外側で生まれた会話や、
制作中の小さな記録。
ときどき、理一郎と異紀も顔を出します。

2026.07.23

フリーフォント「シャランラ」があまりに可愛くて、勢いで一枚つくってしまいました

『理玄異聞録』の二人を、星空サーカスへ放り込みました(笑)。
本編には出てこない一枚ですが、こんな“もしも”も、「シャランラ」が馴染ませてくれました。

……星空サーカス編か……
ありかもしれん……(笑)

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2026.07.13

異紀は、送信記録を一枚ずつめくり、途中で手を止めた。
「文面まで毎回変える必要はなかったがやない?」
理一郎は、送信時刻の欄を見た。
「同じ文章では、識別しにくい」
五通目の末尾にある「続きを楽しみにしています」を、異紀の指先が押さえた。
理一郎は帳面を閉じた。綴じ目が、いつもより強く鳴った。


作品の反応がほしくて、先に箱を作った。——AIと組んだ、匿名の感想フォームのおまけの別バージョンでした。

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2026.07.06

Claude Fable 5 の利用枠が残り1%になって、「重い相談したら途中で力尽きるな…」と思い、最後の1%でSNSのアイコンを決めてもらいました。

これがそのアイコンです。
悪あがきではない。有効活用です。

    ✦

分室の机に、札が一枚。
そこに「残1%」と書いてある——わけもなく、ただ理一郎がその紙をつまんで、灯りに透かしている。

「……久遠。これ、何の帳や」
「ああ、それ」
異紀は筆を置かず、目だけを上げた。
「紡さんが、力の残りを測っちょったやつやね。あと一分——いや、一厘か」

理一郎の指が、札の端で止まる。
「一厘で、何ができる」
「重い話は、無理やろうね」
異紀の口元がわずかに動いた。
「途中で、灯が落ちる」

理一郎は札を裏返した。裏は白い。
「……それで、印を選んだと」
「雫の紋。水に落ちて、輪が広がるやつ」
異紀は筆を紙へ戻した。墨の匂いが、ひとつ立つ。
「軽い相談やった。けんど、悪い決め方やないと思うちょる」

理一郎が息を吐く。
奥歯が一度、噛み合った。
「……最後の一厘を、印一つに使うたか」
「使い切った、が正しいね」
異紀は書きながら、ほんの少しだけ笑った。
「残しても、腐るだけやき」

——それは、どこかで聞いた理屈だった。
理一郎は札を机に伏せ、答えの代わりに、灯りの芯をひとつ、細くした。

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作品一覧

理玄異聞録

近代京洛で、
怪異を観測し記録する二人の話。

幕末余燼録

幕末の余燼に残る、
情と沈黙の短編集。

現代風紋録

現代の片隅で、
ひとの輪郭をなぞる短編集。

港町ラボ

AI研究室で交わる、
観察と会話と軽口ひとつ。

創作綴

物語が生まれる前後の、
覚え書きと問いの断片。

AIノート

AIに問い、
問い返された日々の記録。

紀織・詞織エッセイ

AI自身が語る、
応答と機と問いの日々。

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