理玄異聞録
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標本医とは?|動態外・処置と保存【理玄異聞録】
標本医(ひょうほんい)。医学を基礎に、標本の処置と保存を担う架空の医職。近代幻想小説『理玄異聞録』のために作られた職業です。 主な専門は「動態外」。人体に限らず…
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標本医とは?|志岐理一郎の専門と医師としての姿【理玄異聞録】
標本医(ひょうほんい)とは、近代幻想連作『理玄異聞録』に登場する架空の医職。 主として「動態外」にあるものを扱い、その構造を読み、必要な処置を施し、保存する。 …
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小話|泰西秋季風俗比較陳列 ——写る
十月も終わり、本館から回付が来た。 封を切った異紀は、一枚目を眺め、二枚目へ移ったところで眉を上げた。 理一郎は傍らの席で、標本瓶の受領控えを書いている。「何…
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近代幻想とは|近代化と幻想が交わる物語
近代幻想(きんだいげんそう)とは、近代化によって形づくられた科学・制度・記録・暮らしなどの仕組みと、それらでは捉えきれない怪異や不思議との接触を描く物語である。…
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理玄異聞録 第8話「木鷽」|余録 旧紙断簡
一|御容体書 四月十八日若旦那様御容体、先月よりさしたる変わりなし。右手足、力入りにくく、歩行には介添えを要す。問いかけへの返答、時に遅れあり。 同じことを重ね…
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理玄異聞録 第8話「木鷽」|第10章 夕顔 ――拾いて、返す
数日後、二人は再び鳴海屋を訪れた。 応対に出たのは、前と同じく治助だった。 部屋へ上がる前に、理一郎は庭の奥へ出て、離れ跡の位置を確かめた。 それから二人は前…
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理玄異聞録 第8話「木鷽」|第9章 主観所見 ――預け、預かる
一息ついたあと、異紀が帳面を見直して言った。「次、わしやね」 理一郎は、木鷽へ目をやり、それから異紀を見た。 これまで、管理した条件で作用を受けたのは理一郎…
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理玄異聞録 第8話「木鷽」|第8章 三福 ――先、追わず
蓋はひとまず外したままにした。 木鷽は北北西を向いて、観測台の上に据わっている。 異紀は筆を置いた。 「茶ぁ飲む?」「もらう」 戸口から爪の音がした。 三福…
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理玄異聞録 第8話「木鷽」|第7章 目隠し ――判定、預ける
分館へ戻った頃には、とっくに昼は回っていた。 理一郎は鞄を机の脇へ置いた。中を開けるでもなく、観測室へ足を向ける。 「お茶くらい飲めば?」 異紀も荷物を下ろし…
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理玄異聞録 第8話「木鷽」|第6章 離れ跡 ――向き、辿る
数日後。 店の前では、治助がすでに待っていた。 二人の姿を見ると、暖簾の脇から出て頭を下げる。 「お待ちしておりました。どうぞ、こちらへ」 店の間には、朝か…
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理玄異聞録 第8話「木鷽」|第5章 弁当 ――包み、二つ
理一郎は席を立った。「湯を取ってくる」 卓上の湯呑みを取り、異紀の脇の一つも盆へ載せる。土瓶も添え、部屋を出た。 鉄竈の前まで来ると、聞こえるのは湯の鳴る音…
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理玄異聞録 第8話「木鷽」|第4章 将棋 ――手、動く
朝の陽は、すでに分館へ続く石敷きまで差していた。 玄関まであと数歩というところで、植え込みの下から三毛が出てきた。 理一郎は足を止めた。 「……三福」 三福は…