名のつかないものを、観て記す二人がいる。
「玄か、兆す。|はるか、きざす」は、
近代幻想『理玄異聞録-京洛怪異観測譚-』の物語が始まる、
その入口をイメージした音です。
紙をめくる音、
静かな部屋、
琴や三味線に似た小さな響き。
理と異が並び立ち、遠くにあった物語が少しずつ形を持ちはじめる、その兆しを置きました。
舞台は、明治期に似た架空の都市・京洛。
分類できないものが、小さな官署・特例事象観記掛へ運び込まれてきます。
標本医・志岐理一郎が、その形を測る。
書記官・久遠異紀が、その声を写す。
二人は、まだ名のつかないものを観測し、帳面へ残していきます。
Instagramでも、この曲をオリジナル音源として公開しています。
@tsumugiuta_thread