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値の上がる座 ―— 幕末余燼録より
幕末——二人の志士の余燼録。長崎の座で、上がるのは値だけではない。 長崎・丸山町から少し外れた蔵座敷だった。板張りの床に筵が敷かれ、その中央に、反物の束や木箱が…
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墨黙 ―— 幕末余燼録より
幕末——二人の志士の余燼録。筆先だけが、先に決めていく。 一幕 午前の光が、詰所の畳を白く洗っていた。外はまだ刺すように冷えるのに、部屋の中だけ、人の息でぬるい…
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テーブルより段取り ── 現代風紋録より
蓮也と蒼史郎の、縁側DIYの小話です。これだけで読めるように書いてあります。 GPT5oに切り替わった際(2025年8月)に、GPTと息を合わせる場として制作し…
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柱の白 ―— 幕末余燼録より
幕末——二人の志士の余燼録。寓居の庭にて、刀、交えて。 寓居の庭に、日が斜めに差し込み始めたころだった。 土はよく踏み締められていて、ところどころに、朝のうち…
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顔まで勘定 ―— 幕末余燼録より
幕末——二人の志士の余燼録。 印ひとつ。冗談みたいな勘定が、いつのまにか整っていく。 寓居の昼。 陽はやわらかく差しているのに、座敷の真ん中には、紙の山だ…
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雪の刻 ── 幕末余燼録より
理玄異聞録の二人と同じ雪を、 幕末余燼録の二人で。世界観が違えば、 同じ雪も違う静けさになりました。 朝とも昼ともつかない刻。寓居の庭は、いつのまにか白くなって…
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理玄異聞録 | 小話「雪の朝」
理一郎と異紀。 ——理(ことわり)と異(ことわざ)が未だ並び立つ時代。 大雪が降った朝。 ただ、それだけ。 観記室の戸の前で、志岐理一郎(しき りいちろう)は…