プロンプト本だと思ったら、情報設計の本だった――AIで小説告知画像を作ってわかったこと

AIでゼロからデザイン』を読んで、小説告知画像を作ってみた

プロンプト本だと思って買いました。

AIにどんな言葉を入れると、どんなデザインが出てくるのか。そういう具体例がたくさん載っている本かな、くらいの気持ちで。

読んでみたら、印象が違いました。

プロンプトより前の話でした。 目的、見せ方、優先順位、誰に届けるか、何を避けるか。 AIに何を投げるか以前に、人間側がどこまで決めて渡すか、という本でした。

プロンプトより前にあるもの

AI画像生成の話になると、つい「どんなプロンプトを入れたか」に目が行きます。

でもこの本で面白かったのは、プロンプトそのものより、そこに至るまでの考え方でした。 何を目立たせるか、どこを抑えるか、誰に見せるか、どう受け取ってほしいか。

プロンプトは魔法の呪文というより、設計した意図をAIに渡すための翻訳文に近い気がします。

自分の小説告知画像で試してみた

せっかくなので、自分の小説『理玄異聞録』の告知画像で試してみました。

近代和風幻想・怪異観測譚という作品で、怪異を退治するのではなく、理で測れないものを観測し、記録しようとする話です。

同じ作品で、目的などを変えて2パターン作ってみました。

ひとつは、世界観重視。静かに作品の空気が伝わるもの。 もうひとつは、第一印象重視。SNSでまず目を止めてもらうことを意識したもの。

世界観重視版

第一印象重視版

異紀「こっちは、だいぶ目ぇ合うねえ」
理一郎「……視線の逃げ場が少ないな」
異紀「告知やきね」
理一郎「観測対象が人目を取りに行くな」


本編について

今回の告知画像に使った小説『理玄異聞録』は、noteで公開しています。

理は形を測る。
異は声を写す。

近代和風幻想、怪異観測譚。
気になった方は、からどうぞ。