Claude Fable 5 の利用枠が残り1%になって、「重い相談したら途中で力尽きるな…」と思い、最後の1%でSNSのアイコンを決めてもらいました。
これがそのアイコンです。
悪あがきではない。有効活用です。

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分室の机に、札が一枚。
そこに「残1%」と書いてある——わけもなく、ただ理一郎がその紙をつまんで、灯りに透かしている。
「……久遠。これ、何の帳や」
「ああ、それ」
異紀は筆を置かず、目だけを上げた。
「紡さんが、力の残りを測っちょったやつやね。あと一分——いや、一厘か」
理一郎の指が、札の端で止まる。
「一厘で、何ができる」
「重い話は、無理やろうね」
異紀の口元がわずかに動いた。
「途中で、灯が落ちる」
理一郎は札を裏返した。裏は白い。
「……それで、印を選んだと」
「雫の紋。水に落ちて、輪が広がるやつ」
異紀は筆を紙へ戻した。墨の匂いが、ひとつ立つ。
「軽い相談やった。けんど、悪い決め方やないと思うちょる」
理一郎が息を吐く。
奥歯が一度、噛み合った。
「……最後の一厘を、印一つに使うたか」
「使い切った、が正しいね」
異紀は書きながら、ほんの少しだけ笑った。
「残しても、腐るだけやき」
——それは、どこかで聞いた理屈だった。
理一郎は札を机に伏せ、答えの代わりに、灯りの芯をひとつ、細くした。
