※ こちらはThreadsの投稿をまとめて取り込んだ記録です。もともとリプライだったものも一件ずつ並んでいるため、前後がぶつ切りになっていることがあります。ご了承ください。
AIとの対話から生まれた創作『理玄異聞録』の登場人物が、こんな話をしていました。
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異紀は、最後の行をもう一度だけ目で追った。
「……名をつけんでも、残るもんはあるね」
理一郎は、机の上の紙を少し引き寄せた。
折り目の影が、灯の下で細く動く。
「残すなら、場所を誤るな」
「人の中に起きたこととして?」
理一郎は頷かなかった。
ただ、筆置きの位置を直した。
「その形なら、残せる」
異紀は笑わず、筆を伏せた。
「うん。
それなら、怖くない」
雨はまだ、窓の外で続いていた。
