理玄異聞録 第7話 「三賽」 ――偏り、転がる 名のつかないものを観て、記録に残す。観記掛は、そういう分室だった。その夏、京洛の南寄りに、夜ごと灯の消えない座があった。怪異と呼ぶには人の手が多く、ただの賭場と… 2026年7月23日