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空蝉の宿|夏の怪談 ―幕末余燼録より
この家に、風鈴はない。 お盆なので、下書きから引っ張り出してきました。 幕末の京、寓居に住む二人の男が、書庫の底から出てきた無銘の綴じ物を開いてしまう話です。同…
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理玄異聞録 | 連作小話02「一睡千秋 」
理一郎と異紀。——理(ことわり)と異(ことわざ)が未だ並び立つ時代。 異紀の筆致は美しい。 でも、書く内容はくだらない。「ねこ、ふわふわやった」 「石ころが強い…
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理玄異聞録 | 連作小話01「異紀の走り書き」
理一郎と異紀。——理(ことわり)と異(ことわざ)が未だ並び立つ時代。 異紀の筆は、息を忘れるほど、美しい。 書類の束のあいだから、するりと落ちた一枚。理一郎は拾…