※ こちらはThreadsの投稿をまとめて取り込んだ記録です。もともとリプライだったものも一件ずつ並んでいるため、前後がぶつ切りになっていることがあります。ご了承ください。
食堂に、異紀の席がなかった。
空いていたのは、席。
掴まれていたのは、喉。
女の声で鳴る二胡は、
もう楽器の中だけに収まっていない。
『理玄異聞録』第五話「胡聲」
第5章「空席 ―― 息、掴む」をnoteに置きました。
理一郎
「食べられていないのか」
異紀
「腹が減らんがやない」
理一郎
「……なら、何だ」
異紀
「落ちていかん」
声が、身体に残る。
観測を続ければ、答えは近づく。
その前で、理一郎は観測を切る。
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